天才ピアニストは愛しい彼女を奏でたい
片脚を高く持ち上げ俺の肩に乗せて翠の身体を横向きにしたままガンと奥まで突き上げるように押し込んでいく。

「あっ…んっ!」

翠はシーツをキュッと握りしめて必死に俺を受け止める。
その姿が可愛らしくて余計に煽られる。

持ち上げた脚にキスを這わせる。

「律っ…」

脚を下ろしてそのままうつ伏せにさせて腰を軽く持ち上げ僅かに浮いた前の隙間に手をねじ込み、下の蕾を転がしながら後ろから沈めた腰を動かしていく。

打ち付ける音に合わせて蜜の音がまだ明るいベッドルームへ響き渡る。
そしてそれに合わせて翠が艶めかしい声をあげる。

もっと聞きたい。

蕾を転がす指と反対の手でシーツを強く握りしめる翠の手を上から覆い被せるように握り締めれば手が開き、そこに指を絡めてまた握った。
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