天才ピアニストは愛しい彼女を奏でたい
翠の全てが俺を高揚させ、止まらなくする。

身体をそのまま起こし、翠の事も起こす。
そして後ろから羽交締めするように抱きながら突き上げ、胸を揉みしだき頂点の蕾を指で摘む。

その上から翠は俺の手に自分手をそわせる。

「あっ…! またっ…んっ」

翠が俺の肩に後頭部をくっつけるようにして天を仰いだ。

「何回目だ?」

俺は耳にキスを這わせながらそんな事を口にする。

「わ、わかんないっ…」

そう言って涙目になりながら俺を見上げる。

はは。
最高に可愛い。

その瞳に吸い寄せられるかのように振り向いた翠の顎に手をそわせて唇にキスを落とす。

その間も俺の腰は止まらない。
余計に律動が早くなり中が締まり、本当に蕩けそうな感覚になる。
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