天才ピアニストは愛しい彼女を奏でたい
「可愛いな翠は」

そう言って腰を沈め律動を繰り返しながら私を情欲のこもった熱い瞳で見下ろす律。

打ち付けられるたびにどこかに飛んで行きそうになる。

律の上に乗せられて腰を誘導されると、同時に下からも突き上げられ、律が曲げた膝に手を乗せ私は踊らされる。

「止まら…ないっ…やっ…」

こんな、こんな事…
恥ずかしいのに、律の与える刺激に逆らえない。

「もっと見せて」

私を見上げる律のその表情があまりに妖艶で、見られていると思うだけでおかしくなりそう。

「やっ…見ないでっ…」

私の腰を掴んでガンと更に奥へと突き上げる律。

「あっ…! ふっ…はぁっ」

同時に下の蕾も容赦なく責め立てられる。

「ダメっ…本当にっ…あっ」

「でも、お前はこれが好きだろ」

「んっ…はぁっ…」

何も言い返せない。

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