天才ピアニストは愛しい彼女を奏でたい
プールサイドに座らせられ、脚を広げられると律はその中心に顔をうずめて蕾にキスをするように舐め始める。

「はぁっ…」

私は後ろに手をついて、ただひたすらその甘い刺激を感じるままに天を仰いだ。

そのままプールで抱かれ、ベッドに戻っても抱かれ結局気絶するまで抱かれた。

お腹が空いて目が覚めればもう昼を過ぎていて、律は先に起きてピアノを弾いていた。

私はバスローブを羽織って律の元まで向かおうとすると腰が抜けてへなへなと床に座り込んでしまった。

「ちょっと! 律!」

するとピアノの音が止まって少しすると律がひょこっと顔を出した。
それは爽やかな笑顔で。

「おはよう、翠。何してる?」

床に座り込む私を見てそんな事を言う。

「立てない!」
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