天才ピアニストは愛しい彼女を奏でたい
止まらない幸せ
「翠、起きろ。着いたぞ」

日本に着いて、帰りの車でもいつの間にか寝てしまっていたようで律に起こされる。

目を開けるとそこは知らない場所だった。

「え? ここどこ?」

そこはグレーと天然の木の外観がオシャレなモダンなリゾートホテルのようなそんな場所だった。

四角いシンプルな箱がいくつも並んだような二階建ての一軒家?

前面はガラス張りになっていて、ミラー加工がされて外に植えてある南国風の植栽が反射していた。

オシャレだ。
すんごーく。

一階部分は一部がガレージになっているようだ。

にしても広い。

二階はオーバーハングになっていてバルコニーも付いている。
手摺が黒のアイアンでできててとても洗練されていてスマートだ。

「オシャレなお家!」
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