天才ピアニストは愛しい彼女を奏でたい
「みんな!」

ママを初め、大河と奥さんの春香。
維織と奏翔。
美空と大地くん。
絃と那智。
丈慈の奥さんの天音。

「音羽!?」

なんと音羽の隣に初めて見るめちゃくちゃハンサムな外国人。

「私たちも結婚するの!」

「うそ!? キャー!!」

「翠もおめでとう!」

えーん泣くー。

するとその後ろから知らない家族が現れた。

「こんにちは。翠さん。はじめまして。律の父の誠(まこと)です。息子と一緒になってくれてありがとう。会いたかったよ」

「翠さん。律の母の仁美(ひとみ)よ。律、ちゃんと優しくしてる? 何かあったらすぐに言うのよ? 日本まで飛んでくるから!」

「翠ちゃん、私は双子の妹の音々(ねね)よ! 私も会いたくて旦那に子供預けてついてきちゃった!」

嘘…こんな事ある!?

私を囲ってニコニコと微笑む律の家族はみんなモデル並みのスタイルで、それこそ律は二人の両親のいいとこ取りだとわかった。
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