天才ピアニストは愛しい彼女を奏でたい
「ちょ、翠ちゃん車乗れる!?」
「手を貸してもらえれば…なんとかいけるはず…ひひ」
ダメだ。笑う。
痛い。
もう春香も肩を揺らして笑っている。
「車高、高いけど本当大丈夫?」
「だ、大丈夫。たぶん…ふひひ」
「ねぇ! 痛いんでしょ!?」
「痛いよ!」
「笑わないの!」
「春香だって笑ってるじゃーん!」
「いいから、行くよ!」
そしてどうにかこうにか激痛にもがきながら結局乗れない。
「あかん! 乗れん!」
「翠ちゃん、諦めて救急車呼ぼう」
「えー!? いいよ!」
時すでに遅し。
春香はもう電話してしまっていた。
うそーん!
人生初の救急車がギックリ腰なわけー?
申し訳なさすぎるってー。
「手を貸してもらえれば…なんとかいけるはず…ひひ」
ダメだ。笑う。
痛い。
もう春香も肩を揺らして笑っている。
「車高、高いけど本当大丈夫?」
「だ、大丈夫。たぶん…ふひひ」
「ねぇ! 痛いんでしょ!?」
「痛いよ!」
「笑わないの!」
「春香だって笑ってるじゃーん!」
「いいから、行くよ!」
そしてどうにかこうにか激痛にもがきながら結局乗れない。
「あかん! 乗れん!」
「翠ちゃん、諦めて救急車呼ぼう」
「えー!? いいよ!」
時すでに遅し。
春香はもう電話してしまっていた。
うそーん!
人生初の救急車がギックリ腰なわけー?
申し訳なさすぎるってー。