天才ピアニストは愛しい彼女を奏でたい
しかも私はなんと携帯を春香の車の中に放り投げたままだった事に今更気付く。
やべ。
まぁ、律は明日の夜帰ってくるし、明日の朝には帰れるからそしたら春香んとこに行って携帯を取りに行こう。
そう思い痛み止めも効いてきたところで眠りについた。
そして朝、朝食をとってまた問診を受けてどーれ帰るかとゆっくり立ちあがろうとしたその時、ガラッと病室の扉が開いた。
「翠!」
そこには慌てて駆けつけたであろう律が姿を現した。
「律!?」