天才ピアニストは愛しい彼女を奏でたい

本当にありがたい。

律の変わらない愛に包まれ今日も一日が終わり、二人で一日の疲れを労うように寄り添い眠りにつく。

そして朝がやってきて隣で眠る愛しい律にキスをして、ベッドから下りてカーテンをガバっと開ける。

「律！　おはよう！」

「ん…はよ。朝から元気だな。クク」

そう言って私の手を取りベッドにまた戻されるると、愛おしそうに見つめて上に覆い被さった私の首の後ろに手を回すと引き寄せ優しいキスをくれる。

「今日も最高の目覚めだ」

幸せだ。

私からもキスを落とす。

二人で子供部屋に行って寄り添い眠る姿を見て、愛おしいさでいっぱいになる。

律と目を合わせキスをしてから、それぞれ抱き上げた。