天才ピアニストは愛しい彼女を奏でたい
ダメだねみぃ。

バフっとベッドにうつ伏せになる。
枕最高。
翠のチョイス最高。
やっぱりタオル丸めたやつとは違うわ。

翠にいろいろ届けてくれたお礼のメッセージだけはなんとか送って、枕と布団のあるベッドで死んだように眠った。

目が覚めて時間を見れば19時。

むくっと起き上がり顔を洗う。
コインランドリー行かねぇとな。

スウェットパンツを履いて、パーカーを着る。

翠が作ってくれた中から、おにぎりと唐揚げと卵焼きを食べる。

美味い。
おにぎり作りすぎるって絶対ないよな?

てか他のも。
全部冷たいままでも食えるやつだし。

サラダとかも入ってるし。

翠ちゃんよー。
勘弁してくれよ。

俺はしゃがんだまま食べかけのおにぎりを持って項垂れる。

奪ってしまいたくなるな本当に。
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