天才ピアニストは愛しい彼女を奏でたい
「なんかイケメンいたし。あれがオーナーかな」

「だったらなによ」

「話しかけてみようかな。親父も欲しいって言ってたし」

「や、やめなよ!」

「なんでよ」

んなっ!?

「急に話しかけたら迷惑でしょ」

「そうか?」

なんなのニヤニヤして。

私は昼休みに律に連絡する。

"ジム決まった?"

するとすぐに返事が返ってきた。

"決まった。昨日行ってきたよ"

やっぱり!

"顔バレしないといいね"

"キャップかぶってる"

なら大丈夫か。

"頑張って!"

"今日の夜、飯行かないか?"

"いいよ! 18時半くらいには終わると思う"

"了解"


そして予定通り18時半に帰れる事になった。

「それじゃ、お先に失礼します」

丈慈と大河に顔を見せて私はビルから出た。



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