【完結】皇帝陛下の軍師寵姫
第9章
70 ヤルガ城
sideファウル
いよいよヤルガータ国との最後の戦いが始まろうとしていた。
俺たちエドババーバ軍は騎狼隊や騎猫隊などの活躍により戦いを有利に進めていき、ヤルガータ軍を本城にまで退却させ、籠城戦まで持ち込む事に成功した。
しかし、エドバ城と同じくヤルガ城も城砦都市であり、食料物資は中に豊富にある。
しかも、騎虎隊で門を打ち破ろうとしたが、オリハルコン製の門でびくともしなかった。
そんなわけで睨み合いが続いた。
エドババーバ軍の補給部隊も疲弊し始めて、お互いに物資が枯渇し始めた頃。
ラッセルが騎竜隊を使ってはどうか?と提案した。
つまり、門が開かぬならば、空から攻めてはどうか?という事である。
俺は、すぐにその案を採用し、騎竜隊の準備をさせた。
体長15mはゆうに超えるドラゴン3体が騎士を背に乗せ空高く舞い上がっていく。
そして、空からの攻撃は始まった。
ドラゴンは大きな火を吹き、城砦を粉砕し、燃やし尽くした。
そして、城砦都市の内側に降り立ったエドババーバ軍が門を開いた。
そうなれば、決着が着くのは早かった。
騎猫隊、騎狼隊、騎虎隊、騎鳥隊がヤルガ城を破壊しまくり、あっという間にヤルガータは落ちた。
そうして、俺は6つ目の国へ平定し、これで、大陸のスーベルシア以外の全ての国を手中に収めた。
さて、そろそろ耳が痛いエティーナの正妃の件も検討しなくてはならぬな…
エドババーバ国中にエティーナの軍師姫としての噂は轟いており、国民投票を取るならば、99.9%の人々がエティーナが正妃になる事に賛成する勢いだった。
つまり、国民としても俺としても早くエティーナを正妃にしたいというのが本音であった。
しかしなぁ…
正妃となると、俺の部屋に住む事になるだろう。
初夜は避けられまい。
それを思うとどこか寂しいのと、気が重いのも事実だった。
いよいよヤルガータ国との最後の戦いが始まろうとしていた。
俺たちエドババーバ軍は騎狼隊や騎猫隊などの活躍により戦いを有利に進めていき、ヤルガータ軍を本城にまで退却させ、籠城戦まで持ち込む事に成功した。
しかし、エドバ城と同じくヤルガ城も城砦都市であり、食料物資は中に豊富にある。
しかも、騎虎隊で門を打ち破ろうとしたが、オリハルコン製の門でびくともしなかった。
そんなわけで睨み合いが続いた。
エドババーバ軍の補給部隊も疲弊し始めて、お互いに物資が枯渇し始めた頃。
ラッセルが騎竜隊を使ってはどうか?と提案した。
つまり、門が開かぬならば、空から攻めてはどうか?という事である。
俺は、すぐにその案を採用し、騎竜隊の準備をさせた。
体長15mはゆうに超えるドラゴン3体が騎士を背に乗せ空高く舞い上がっていく。
そして、空からの攻撃は始まった。
ドラゴンは大きな火を吹き、城砦を粉砕し、燃やし尽くした。
そして、城砦都市の内側に降り立ったエドババーバ軍が門を開いた。
そうなれば、決着が着くのは早かった。
騎猫隊、騎狼隊、騎虎隊、騎鳥隊がヤルガ城を破壊しまくり、あっという間にヤルガータは落ちた。
そうして、俺は6つ目の国へ平定し、これで、大陸のスーベルシア以外の全ての国を手中に収めた。
さて、そろそろ耳が痛いエティーナの正妃の件も検討しなくてはならぬな…
エドババーバ国中にエティーナの軍師姫としての噂は轟いており、国民投票を取るならば、99.9%の人々がエティーナが正妃になる事に賛成する勢いだった。
つまり、国民としても俺としても早くエティーナを正妃にしたいというのが本音であった。
しかしなぁ…
正妃となると、俺の部屋に住む事になるだろう。
初夜は避けられまい。
それを思うとどこか寂しいのと、気が重いのも事実だった。