【完結】こっそり料理してる事がバレて、ガイコツ王子と政略結婚させられました。あれれ?私の料理でふっくらされたら、普通にかっこいい???
2 ジャーマンポテト
後宮に着き、部屋に入り、やっと1人になってジャーマンポテトでも作ろうかと、じゃがいもの皮を剥いていると、広い部屋の扉がノックされた。
「はぁい!
空いてますわ!
今ちょっと手が離せないのよ!」
私がそう言うと、3人の女性が入って来た。
身なりを見るに、1人は女官、2人は侍女であるようだが…
「初めまして。
エレナ様。
エレナ様の身の回りの事を管理させていただくナタリーと申しますわ。
こちらの2人は侍女のポーラとセスナです。
2人とも、エレナ様にご挨拶を。」
ナタリーが催促する。
「は、初めまして!
ポーラでございます!」
そばかすがキュートなポーラが言った。
「初めまして…
あの、セスナです…」
黒髪がぴょこんぴょこんと跳ねたセスナが言った。
「あぁ、よろしくね。
3人とも。
今ね、ジャーマンポテトを作ってるの。
だから、ちょっと手が…」
「まぁ!
エレナ様がジャーマンポテトを?
いえ、お料理好きと言うのは聞いておりましたから。
存分に作られてくださいませ。
しかし、料理以外の事は私たちが全て致しますので。
ポーラお風呂場の掃除を。
セスナは洗濯物を。」
ナタリーが指示を出す。
「はい、かしこまりました!」
「ええと、はい…!」
「ありがとう3人とも、料理以外はからっきしだから助かるわ。」
「いいえ、これが私たちの仕事でございますから。
そうそう、明日の夜は初夜でございますので、明日の昼にイブニングドレスを選びにいきましょう。
この後宮には、ドレスショップ「ココ」が入っていますのよ。」
ナタリーは言った。
私はじゃがいもの芽を取りながら、頷いた。
さて、あとは玉ねぎとベーコンを1cm角に切って〜、ディルを粗切りして〜。
あぁ、忙しいわ。
いいえ、至福の時…!
私はベーコン、玉ねぎ、じゃがいもを少しこんがり目に炒めて塩胡椒を振り、最後にディルを加えた。
「さぁ、出来たわ!」
私はお皿に盛り付ける。
その時ナタリーのお腹がくるるるる…と鳴った。
「ま、まぁ、私ったら!
申し訳ございません!
エレナ様の作った料理を見てお腹を鳴らすなど…!」
「良いのよ、みんなで食べましょう!
取り皿とフォーク持ってくるわね!」
そして、ポーラとセスナも呼んで食べた。
「美味しい…ですわ!」
「少しこんがりしているのがたまりませんね!」
「私よりお料理上手…」
塩加減もちょうど良く、じゃがいもはホクホクで、ベーコンは少しカリッと、玉ねぎもよく炒まっていて甘味が出ている。
塩胡椒だけの簡単料理なのに、この美味しさ。
まさに、ジャーマンポテト!
3人に褒められて気分は上々だ。
「はぁい!
空いてますわ!
今ちょっと手が離せないのよ!」
私がそう言うと、3人の女性が入って来た。
身なりを見るに、1人は女官、2人は侍女であるようだが…
「初めまして。
エレナ様。
エレナ様の身の回りの事を管理させていただくナタリーと申しますわ。
こちらの2人は侍女のポーラとセスナです。
2人とも、エレナ様にご挨拶を。」
ナタリーが催促する。
「は、初めまして!
ポーラでございます!」
そばかすがキュートなポーラが言った。
「初めまして…
あの、セスナです…」
黒髪がぴょこんぴょこんと跳ねたセスナが言った。
「あぁ、よろしくね。
3人とも。
今ね、ジャーマンポテトを作ってるの。
だから、ちょっと手が…」
「まぁ!
エレナ様がジャーマンポテトを?
いえ、お料理好きと言うのは聞いておりましたから。
存分に作られてくださいませ。
しかし、料理以外の事は私たちが全て致しますので。
ポーラお風呂場の掃除を。
セスナは洗濯物を。」
ナタリーが指示を出す。
「はい、かしこまりました!」
「ええと、はい…!」
「ありがとう3人とも、料理以外はからっきしだから助かるわ。」
「いいえ、これが私たちの仕事でございますから。
そうそう、明日の夜は初夜でございますので、明日の昼にイブニングドレスを選びにいきましょう。
この後宮には、ドレスショップ「ココ」が入っていますのよ。」
ナタリーは言った。
私はじゃがいもの芽を取りながら、頷いた。
さて、あとは玉ねぎとベーコンを1cm角に切って〜、ディルを粗切りして〜。
あぁ、忙しいわ。
いいえ、至福の時…!
私はベーコン、玉ねぎ、じゃがいもを少しこんがり目に炒めて塩胡椒を振り、最後にディルを加えた。
「さぁ、出来たわ!」
私はお皿に盛り付ける。
その時ナタリーのお腹がくるるるる…と鳴った。
「ま、まぁ、私ったら!
申し訳ございません!
エレナ様の作った料理を見てお腹を鳴らすなど…!」
「良いのよ、みんなで食べましょう!
取り皿とフォーク持ってくるわね!」
そして、ポーラとセスナも呼んで食べた。
「美味しい…ですわ!」
「少しこんがりしているのがたまりませんね!」
「私よりお料理上手…」
塩加減もちょうど良く、じゃがいもはホクホクで、ベーコンは少しカリッと、玉ねぎもよく炒まっていて甘味が出ている。
塩胡椒だけの簡単料理なのに、この美味しさ。
まさに、ジャーマンポテト!
3人に褒められて気分は上々だ。