【完結】こっそり料理してる事がバレて、ガイコツ王子と政略結婚させられました。あれれ?私の料理でふっくらされたら、普通にかっこいい???
22 プロポーズ
その日、ナタリー達は自分達の部屋に帰り、私は特に料理をするでもなく、新しいレパートリーを考えていた。
すると、扉がコンコンと控えめに鳴った。
「はい!
今開けますわ!」
私が扉を開くと、そこには白馬の王子様のような出立ちのシャルナーク様がいらっしゃった…
金色で美しかった髪はさらに美しく整えられ、オールバックの髪型はぱっちりした瞳を少し引き締めているようで、とても似合っていた。
白の正装はゴールドとエメラルドの装飾がところどころに施されており、これまた瞳の色にドンピシャだった。
「はぁはぁ…
エレナ…」
シャルナーク様は走ってきたようで、息を荒げてそう言った。
「ま、まぁ、走って来られましたの?
お、お茶でも…」
私がお茶をいれに行こうとすると、シャルナーク様は私の手首を掴んでそれを引き留めた。
そして、彼はひざまづいた。
「エレナ、どうか、俺の永遠の愛の証を受け取って欲しい…
どんな時もあなたをお守りし、側にいると誓うよ…」
そして、シャルナーク様は小さな箱を開けた。
そこには、大きなエメラルドの、美しい指輪が入っていた。
「シャ、シャルナーク様…」
「答えは…?」
シャルナーク様の声は少し震えていた。
私は…
「イエス…イエスですわ…!」
「エレナ!」
シャルナーク様は指輪を床に投げ捨てて私をキツく抱きしめた。
指先は震えていたし、身体は強張り緊張していたのが伝わってきた。
私はしっかりとシャルナーク様を抱きしめ返した。
そして、少しした後、彼の美しい瞳と目が合った。
私が逸らそうとすると、シャルナーク様は、そっと私の顎を持ち、優しく優しく口づけたのだった…
こうして、私たちは晴れて夫婦となる道を選んだ。
♦︎♦︎♦︎
その後、何となく気まずくなってお茶を飲みながら過ごしていると…
「エ、エ、エレナ…!」
「何ですの…?」
「ほら、け、け、結婚式の練習をしないか…?」
シャルナーク様はおっしゃった。
「え?
えぇ…
ダンスの練習でも…?」
「いいや、挙式の練習さ!
ほ、ほら、キスシーンもあるし…」
「キ、キスならさっきしたじゃありませんか!
エロ王子っ!」
「エ、エロ王子だとぉ!?
ガイコツ王子より悪くなっているじゃあないか!!!」
シャルナーク様は憤慨する。
そうなのか…?
ガイコツ王子>エロ王子…?
よく公式が分からない。
「と、とにかく練習なんてしません!」
「ふ、ふん!
俺だってしたくないもん!」
「あら、キスしたかったくせに!
エロガッパ!」
「エ、エ、エロガッパだとぅ!?
もう、人間ですら無いじゃないか!!!」
そうして、時は流れていくのだった…
続く…♡
すると、扉がコンコンと控えめに鳴った。
「はい!
今開けますわ!」
私が扉を開くと、そこには白馬の王子様のような出立ちのシャルナーク様がいらっしゃった…
金色で美しかった髪はさらに美しく整えられ、オールバックの髪型はぱっちりした瞳を少し引き締めているようで、とても似合っていた。
白の正装はゴールドとエメラルドの装飾がところどころに施されており、これまた瞳の色にドンピシャだった。
「はぁはぁ…
エレナ…」
シャルナーク様は走ってきたようで、息を荒げてそう言った。
「ま、まぁ、走って来られましたの?
お、お茶でも…」
私がお茶をいれに行こうとすると、シャルナーク様は私の手首を掴んでそれを引き留めた。
そして、彼はひざまづいた。
「エレナ、どうか、俺の永遠の愛の証を受け取って欲しい…
どんな時もあなたをお守りし、側にいると誓うよ…」
そして、シャルナーク様は小さな箱を開けた。
そこには、大きなエメラルドの、美しい指輪が入っていた。
「シャ、シャルナーク様…」
「答えは…?」
シャルナーク様の声は少し震えていた。
私は…
「イエス…イエスですわ…!」
「エレナ!」
シャルナーク様は指輪を床に投げ捨てて私をキツく抱きしめた。
指先は震えていたし、身体は強張り緊張していたのが伝わってきた。
私はしっかりとシャルナーク様を抱きしめ返した。
そして、少しした後、彼の美しい瞳と目が合った。
私が逸らそうとすると、シャルナーク様は、そっと私の顎を持ち、優しく優しく口づけたのだった…
こうして、私たちは晴れて夫婦となる道を選んだ。
♦︎♦︎♦︎
その後、何となく気まずくなってお茶を飲みながら過ごしていると…
「エ、エ、エレナ…!」
「何ですの…?」
「ほら、け、け、結婚式の練習をしないか…?」
シャルナーク様はおっしゃった。
「え?
えぇ…
ダンスの練習でも…?」
「いいや、挙式の練習さ!
ほ、ほら、キスシーンもあるし…」
「キ、キスならさっきしたじゃありませんか!
エロ王子っ!」
「エ、エロ王子だとぉ!?
ガイコツ王子より悪くなっているじゃあないか!!!」
シャルナーク様は憤慨する。
そうなのか…?
ガイコツ王子>エロ王子…?
よく公式が分からない。
「と、とにかく練習なんてしません!」
「ふ、ふん!
俺だってしたくないもん!」
「あら、キスしたかったくせに!
エロガッパ!」
「エ、エ、エロガッパだとぅ!?
もう、人間ですら無いじゃないか!!!」
そうして、時は流れていくのだった…
続く…♡