【完結】こっそり料理してる事がバレて、ガイコツ王子と政略結婚させられました。あれれ?私の料理でふっくらされたら、普通にかっこいい???
28 仲直り♡
私はローズリート様を放置してシャルナーク様を探した。
後宮のホールにも、廊下にも…居ない…
では、一体どこへ?
私は諦めかけて何となく庭に出た。
すると、そこには大岩に寂しそうに腰掛けるシャルナーク様の姿が…
私はそっと彼に近づいて背後から抱きしめた。
「エ…レナ…?」
「シャルナーク様…
そのまま聞いてくださいね…?
シャルナーク様が1番かっこいいですわ。
会えなくて、とっても寂しかったんですの。」
私はシャルナーク様の大きな背中を抱きしめたままそう言った。
「エレナ…」
シャルナーク様はそれ以上何も言わずに私の手を握りしめた。
そうして、しばらくそのまま抱きしめあった。
何とか仲直りした私たちはケーキとシャンパンを食べるべく部屋に戻った。
「しかし、ケーキはもうぐちゃぐちゃだろう…?」
「あら、私のスキルで何とかなりましてよ?」
私はニッコリ笑って言う。
私は崩れたケーキをスキル・冷蔵庫を発動し、冷蔵庫の中に入れて、ドアを閉めた。
シャンパンも同様に冷蔵庫の中に入れる。
しばらくして冷蔵庫のドアを開けると、そこには、綺麗なケーキと炭酸の入ったシャンパンが…
「すごいな、エレナ!
そなたの能力は!」
シャルナーク様が拍手する。
「一緒に食べましょう?」
「あぁ…」
「もうローズリート様は部屋には入れませんわ。」
「そうか…
ありがとう、エレナ。」
「いいえ、私はシャルナーク様の奥さんですもの!」
「ん?
エレナほっぺに生クリームが付いているぞ?」
「え?
どこですか?」
「じっとして…」
そうシャルナーク様は言うと、素早く私の頬にキスをした。
「も、もう!
生クリームなんて、嘘じゃ無いですの…っ…!」
「騙される方が悪いのだ。」
シャルナーク様は眩しい笑顔で笑う。
♦︎♦︎♦︎
そした、挙式の日が近づいてきていた。
私はウェディングドレス選びや、ケーキの打ち合わせに大忙し。
シャルナーク様も出席者の招待や調整に大忙しで、また、会えない日々が続いた。
しかし、結婚式が終われば…
ずっとシャルナーク様と一緒に居られる。
そう思って私は頑張った。
私は百合の花をモチーフにした純白のウェディングドレスを選んだ。
♦︎♦︎♦︎
結婚式当日。
たくさんの来賓があった。
それは、公爵家から伯爵家、男爵家や騎士階級まで広く呼ばれた。
私の両親は欠席との事だったが、それすらどうでも良かった。
私はザルトハック様のエスコートでバージンロードを歩いた。
そして、たくさんの人に祝福されながら、誓いの言葉を言い合い…
誓いのキスをした。
そうして、結婚式は無事に終わり、私は正式にシャルナーク様の妻となった。
そして、2人は末長く幸せに暮らしましたとさ。
おしまい♡
後宮のホールにも、廊下にも…居ない…
では、一体どこへ?
私は諦めかけて何となく庭に出た。
すると、そこには大岩に寂しそうに腰掛けるシャルナーク様の姿が…
私はそっと彼に近づいて背後から抱きしめた。
「エ…レナ…?」
「シャルナーク様…
そのまま聞いてくださいね…?
シャルナーク様が1番かっこいいですわ。
会えなくて、とっても寂しかったんですの。」
私はシャルナーク様の大きな背中を抱きしめたままそう言った。
「エレナ…」
シャルナーク様はそれ以上何も言わずに私の手を握りしめた。
そうして、しばらくそのまま抱きしめあった。
何とか仲直りした私たちはケーキとシャンパンを食べるべく部屋に戻った。
「しかし、ケーキはもうぐちゃぐちゃだろう…?」
「あら、私のスキルで何とかなりましてよ?」
私はニッコリ笑って言う。
私は崩れたケーキをスキル・冷蔵庫を発動し、冷蔵庫の中に入れて、ドアを閉めた。
シャンパンも同様に冷蔵庫の中に入れる。
しばらくして冷蔵庫のドアを開けると、そこには、綺麗なケーキと炭酸の入ったシャンパンが…
「すごいな、エレナ!
そなたの能力は!」
シャルナーク様が拍手する。
「一緒に食べましょう?」
「あぁ…」
「もうローズリート様は部屋には入れませんわ。」
「そうか…
ありがとう、エレナ。」
「いいえ、私はシャルナーク様の奥さんですもの!」
「ん?
エレナほっぺに生クリームが付いているぞ?」
「え?
どこですか?」
「じっとして…」
そうシャルナーク様は言うと、素早く私の頬にキスをした。
「も、もう!
生クリームなんて、嘘じゃ無いですの…っ…!」
「騙される方が悪いのだ。」
シャルナーク様は眩しい笑顔で笑う。
♦︎♦︎♦︎
そした、挙式の日が近づいてきていた。
私はウェディングドレス選びや、ケーキの打ち合わせに大忙し。
シャルナーク様も出席者の招待や調整に大忙しで、また、会えない日々が続いた。
しかし、結婚式が終われば…
ずっとシャルナーク様と一緒に居られる。
そう思って私は頑張った。
私は百合の花をモチーフにした純白のウェディングドレスを選んだ。
♦︎♦︎♦︎
結婚式当日。
たくさんの来賓があった。
それは、公爵家から伯爵家、男爵家や騎士階級まで広く呼ばれた。
私の両親は欠席との事だったが、それすらどうでも良かった。
私はザルトハック様のエスコートでバージンロードを歩いた。
そして、たくさんの人に祝福されながら、誓いの言葉を言い合い…
誓いのキスをした。
そうして、結婚式は無事に終わり、私は正式にシャルナーク様の妻となった。
そして、2人は末長く幸せに暮らしましたとさ。
おしまい♡
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