【完結】最強魔導士様に嫁ぎました
26 王の間にて
sideロロドロア
俺は重たい腰を上げ、魔導士団の制服を正して、本城の王の間の前に向かった。
王の間の前には、すでに魔導士団・団長のゼンスさん、騎士団・団長のザイレイさん、そして、騎士団・副団長で俺の悪友でもあるキリアヌスが居た。
「来たか、ロロド。」
ゼンスさんが声をかけるので、俺は一礼した。
「遅くなって申し訳ありません。」
「まぁ、とにかく入ろう。
皇帝陛下にご安心していただかなくては。」
ザイレイさんが言う。
「はい。」
そう言って、俺たち4人は王の間に入った。
「ゼンス、ロロドロア、ザイレイ、キリアヌスよ。
今回の王都での行方不明者の件はもう聞き及んでおる。
そなたらの意見を聞きたい。
王都まで誘拐犯が出たとあれば、国家の威信に関わる問題である。」
皇帝陛下がおっしゃる。
「はっ!
騎士団を代表して申し上げます!
今後二度とこのような事が無いようにパトロールを強化、そして、犯人検挙に全力を尽くします。」
ザイレイさんが言う。
「右に同じでございます。」
キリアヌスが言う。
「魔導士団を代表して申し上げます。
こちらも、王都やその他の街のパトロールに全力を尽くし、一日も早く犯人を検挙することお約束します。」
ゼンスさんだ。
「…………」
俺は黙っている。
「ロロドロア、そなたは何も言わぬが、どうなのだ?」
皇帝陛下がおっしゃる。
「…恐れ多くも申し上げます。
今回の事件……」
俺は行方不明者が共通してC型の血液型である事を、皇帝陛下、そして、団長達に説明した。
「つまり、今回の一連の事件、愉快犯でも無差別でもなく、《《明確な目的》》がある、とそう申したいのだな、ロロドロアよ?」
皇帝陛下がおっしゃる。
「ご明察恐れ入ります。
おっしゃる通りでございます。」
「引き続き、各々犯人確保に全力を尽くすのだ。
王都では…
決してこのような事件があってはならぬ…!」
そして、俺たちは王の間から退出した。
俺は重たい腰を上げ、魔導士団の制服を正して、本城の王の間の前に向かった。
王の間の前には、すでに魔導士団・団長のゼンスさん、騎士団・団長のザイレイさん、そして、騎士団・副団長で俺の悪友でもあるキリアヌスが居た。
「来たか、ロロド。」
ゼンスさんが声をかけるので、俺は一礼した。
「遅くなって申し訳ありません。」
「まぁ、とにかく入ろう。
皇帝陛下にご安心していただかなくては。」
ザイレイさんが言う。
「はい。」
そう言って、俺たち4人は王の間に入った。
「ゼンス、ロロドロア、ザイレイ、キリアヌスよ。
今回の王都での行方不明者の件はもう聞き及んでおる。
そなたらの意見を聞きたい。
王都まで誘拐犯が出たとあれば、国家の威信に関わる問題である。」
皇帝陛下がおっしゃる。
「はっ!
騎士団を代表して申し上げます!
今後二度とこのような事が無いようにパトロールを強化、そして、犯人検挙に全力を尽くします。」
ザイレイさんが言う。
「右に同じでございます。」
キリアヌスが言う。
「魔導士団を代表して申し上げます。
こちらも、王都やその他の街のパトロールに全力を尽くし、一日も早く犯人を検挙することお約束します。」
ゼンスさんだ。
「…………」
俺は黙っている。
「ロロドロア、そなたは何も言わぬが、どうなのだ?」
皇帝陛下がおっしゃる。
「…恐れ多くも申し上げます。
今回の事件……」
俺は行方不明者が共通してC型の血液型である事を、皇帝陛下、そして、団長達に説明した。
「つまり、今回の一連の事件、愉快犯でも無差別でもなく、《《明確な目的》》がある、とそう申したいのだな、ロロドロアよ?」
皇帝陛下がおっしゃる。
「ご明察恐れ入ります。
おっしゃる通りでございます。」
「引き続き、各々犯人確保に全力を尽くすのだ。
王都では…
決してこのような事件があってはならぬ…!」
そして、俺たちは王の間から退出した。