【完結】最強魔導士様に嫁ぎました
第2章 惹かれていく2人
31 ずっと考えて…
sideシェリエ
好きだ、と言われてしまった。
でも、どういう意味の好きなのかしら?
ライク…
ラブ…
うーん、分からないわ。
もしかしたら友達として好き、かもしれないものね。
だとしたら、私の返事はあれで良かったのかしら?
友達としてなら、私も好きだわ。
でも、もしも、その、恋人としての好き、なら?
私には、好きです、と返事をする勇気はなかった。
しかし、考えても分からないので、一旦それは置いておく事にした。
そして、王都やダンジョンの事件に考えを巡らせた。
王都やダンジョンでの行方不明者の共通点はC型の血液の持ち主だということ…
つまり?
犯人は血に着目しているという事よね…?
ならば?
犯人の目的は《《血》》?
だとして、何に使うのかしら?
輸血?
飲む?
浴びるとか?
うーん、わからないわ。
まさか、犯人はヴァンパイア!?
それなら、なぜ、A型の血は要らないの?
美味しいのかしら、C型の血って…
いけない!
ヴァンパイアだなんて、安直過ぎるわ!
この事件にはもっと大きな黒幕が居る。
そんな気がしてならない…
♦︎
夕飯がちょうど出来上がった頃に、ロロドロア様が帰って来られた。
「シ、シ、シェリエ…」
「おかえりなさい!
ロロドロア様!
私ずっと考えてましたのよ!」
「えっ!?
そうか!
じゃあ、気が変わって…?」
「え?
気が変わる?
何のことですの?
王都の事件の事ですわ!」
私は目を輝かせて言った。
「あぁ、そのことか…」
どうでも良さそうに答えるロロドロア様。
何なの、この人!
一応魔導士団・副団長だというのに!
事件にもう関心が無いのかしら!?
と、思いながらも私はある事を提案した。
好きだ、と言われてしまった。
でも、どういう意味の好きなのかしら?
ライク…
ラブ…
うーん、分からないわ。
もしかしたら友達として好き、かもしれないものね。
だとしたら、私の返事はあれで良かったのかしら?
友達としてなら、私も好きだわ。
でも、もしも、その、恋人としての好き、なら?
私には、好きです、と返事をする勇気はなかった。
しかし、考えても分からないので、一旦それは置いておく事にした。
そして、王都やダンジョンの事件に考えを巡らせた。
王都やダンジョンでの行方不明者の共通点はC型の血液の持ち主だということ…
つまり?
犯人は血に着目しているという事よね…?
ならば?
犯人の目的は《《血》》?
だとして、何に使うのかしら?
輸血?
飲む?
浴びるとか?
うーん、わからないわ。
まさか、犯人はヴァンパイア!?
それなら、なぜ、A型の血は要らないの?
美味しいのかしら、C型の血って…
いけない!
ヴァンパイアだなんて、安直過ぎるわ!
この事件にはもっと大きな黒幕が居る。
そんな気がしてならない…
♦︎
夕飯がちょうど出来上がった頃に、ロロドロア様が帰って来られた。
「シ、シ、シェリエ…」
「おかえりなさい!
ロロドロア様!
私ずっと考えてましたのよ!」
「えっ!?
そうか!
じゃあ、気が変わって…?」
「え?
気が変わる?
何のことですの?
王都の事件の事ですわ!」
私は目を輝かせて言った。
「あぁ、そのことか…」
どうでも良さそうに答えるロロドロア様。
何なの、この人!
一応魔導士団・副団長だというのに!
事件にもう関心が無いのかしら!?
と、思いながらも私はある事を提案した。