【完結】最強魔導士様に嫁ぎました
43 何もかもが最悪
sideロロドロア
最悪だった、何もかもが。
あんな事を言うつもりじゃ無かった。
シェリエの、事件好きな所も含めて好きになったはずだった。
でも、今はそれにすら嫉妬している自分が居た。
俺は夜中に起きて部屋で赤ワインを一本空けた。
誰かを抱きたくなったけれど、誰かじゃなくてシェリエを求めていた。
その時、部屋のノックが鳴った。
え…
シェリエ…?
「起きてますの…?
あの、明りが見えて…」
「何の用だ?」
そんな冷たい言い方をしなくても良いじゃ無いか。
しかし、今部屋に入って来られたら、きっと襲ってしまうだらう。
「ごめんなさい。
謝りに来ましたの…
あの、私…
あなたに触れられた手が…
何故だか、熱くて…
これって…」
彼女がそう言ったその時、俺はシェリエを抱きしめて、激しく口づけをした。
「ま、ま、待って…!
あの…
もっと、優しく…
な、な、慣れてませんの…」
彼女は息を切らしてそう言った。
「好きだ…
好きだ、シェリエ…」
俺は彼女の顎を持ち上げて、ついばむように何度もキスをした。
今度は出来る限り、優しく…
彼女が怖がらないように。
「んっ…」
彼女は俺のキスを温かで柔らかな唇で受け入れてくれた。
そっと、俺の唇で彼女の唇を開き、そっとそっと…舌を忍ばせた。
「ロロドロア…っ様…!
ダメっ…です…わ…!」
彼女の口内を味わう前にシェリエは顔を逸らした。
「悪い。
酒を飲むと制御が効かないんだ。
俺が暴走しないうちに部屋に戻ってくれ。
おやすみ、シェリエ。」
シェリエは俺の瞳を数秒見つめると、部屋を去っていった。
最悪だった、何もかもが。
あんな事を言うつもりじゃ無かった。
シェリエの、事件好きな所も含めて好きになったはずだった。
でも、今はそれにすら嫉妬している自分が居た。
俺は夜中に起きて部屋で赤ワインを一本空けた。
誰かを抱きたくなったけれど、誰かじゃなくてシェリエを求めていた。
その時、部屋のノックが鳴った。
え…
シェリエ…?
「起きてますの…?
あの、明りが見えて…」
「何の用だ?」
そんな冷たい言い方をしなくても良いじゃ無いか。
しかし、今部屋に入って来られたら、きっと襲ってしまうだらう。
「ごめんなさい。
謝りに来ましたの…
あの、私…
あなたに触れられた手が…
何故だか、熱くて…
これって…」
彼女がそう言ったその時、俺はシェリエを抱きしめて、激しく口づけをした。
「ま、ま、待って…!
あの…
もっと、優しく…
な、な、慣れてませんの…」
彼女は息を切らしてそう言った。
「好きだ…
好きだ、シェリエ…」
俺は彼女の顎を持ち上げて、ついばむように何度もキスをした。
今度は出来る限り、優しく…
彼女が怖がらないように。
「んっ…」
彼女は俺のキスを温かで柔らかな唇で受け入れてくれた。
そっと、俺の唇で彼女の唇を開き、そっとそっと…舌を忍ばせた。
「ロロドロア…っ様…!
ダメっ…です…わ…!」
彼女の口内を味わう前にシェリエは顔を逸らした。
「悪い。
酒を飲むと制御が効かないんだ。
俺が暴走しないうちに部屋に戻ってくれ。
おやすみ、シェリエ。」
シェリエは俺の瞳を数秒見つめると、部屋を去っていった。