【完結】最強魔導士様に嫁ぎました
46 黄バラの花束
sideシェリエ
夕食を作り終えた所で、彼が帰ってきた。
「お、お、おかえりなさい…!」
「た、た、ただいま…!」
ロロドロア様は大きな花束を持ってらっしゃる。
「まぁ、その花束…!」
「あ、あぁ、君に…
黄バラだよ。
君の瞳の色にピッタリだと思ってね。」
「綺麗ですわ…」
「シェリエ…
君の方が…
い、いや、なんでも無い!
おぉ、今日は肉料理だね!」
「え、えぇ、待っててください。
お花を花瓶に移さないと!」
私は一番綺麗で大きな花瓶に水を入れ黄バラを移した。
黄色のバラを貰った事が、なんだかとても嬉しかった。
「そ、そういえば今日、行方不明の娘さんのお父様にお会いしましたのよ。
その、相変わらず偽副団長として。」
「君ってやつは…
全く、困ったものだな…
それで?」
「え、えぇ。
娘さんは一昨日に無事に帰ってきたそうですわ。
外傷もなく一安心だと、おっしゃっていましたわ。
ただ…」
私はフォークを止める。
「ただ?」
「えぇ。
魔力が上がったような気がする、と。
そう言っているらしいんですの。」
私は説明した。
「へぇ。
それは確かに不思議だな。
しかし、そのような報告は初めてだ。
もしかしたら、その娘さんがたまたまそう感じただけかもしれないしな。
その件も俺に預からせてくれないか?」
「えぇ。
わかりましたわ。」
「と、と、ところで、昨日の…」
「あぁ!
デ、デザートもありますのよ!
待ってて!
持ってきますから!」
私はついはぐらかしてしまう。
なんと言っても昨日の事を話すなど、恥ずかしいではないか。
そう思ったからだ。
夕食を作り終えた所で、彼が帰ってきた。
「お、お、おかえりなさい…!」
「た、た、ただいま…!」
ロロドロア様は大きな花束を持ってらっしゃる。
「まぁ、その花束…!」
「あ、あぁ、君に…
黄バラだよ。
君の瞳の色にピッタリだと思ってね。」
「綺麗ですわ…」
「シェリエ…
君の方が…
い、いや、なんでも無い!
おぉ、今日は肉料理だね!」
「え、えぇ、待っててください。
お花を花瓶に移さないと!」
私は一番綺麗で大きな花瓶に水を入れ黄バラを移した。
黄色のバラを貰った事が、なんだかとても嬉しかった。
「そ、そういえば今日、行方不明の娘さんのお父様にお会いしましたのよ。
その、相変わらず偽副団長として。」
「君ってやつは…
全く、困ったものだな…
それで?」
「え、えぇ。
娘さんは一昨日に無事に帰ってきたそうですわ。
外傷もなく一安心だと、おっしゃっていましたわ。
ただ…」
私はフォークを止める。
「ただ?」
「えぇ。
魔力が上がったような気がする、と。
そう言っているらしいんですの。」
私は説明した。
「へぇ。
それは確かに不思議だな。
しかし、そのような報告は初めてだ。
もしかしたら、その娘さんがたまたまそう感じただけかもしれないしな。
その件も俺に預からせてくれないか?」
「えぇ。
わかりましたわ。」
「と、と、ところで、昨日の…」
「あぁ!
デ、デザートもありますのよ!
待ってて!
持ってきますから!」
私はついはぐらかしてしまう。
なんと言っても昨日の事を話すなど、恥ずかしいではないか。
そう思ったからだ。