【完結】最強魔導士様に嫁ぎました
53 パトロール強化
sideシェリエ
その日、ロロドロア様がお仕事に行かれて、私は食料を買いに王都中心部に向かった。
買い物をしていると…
「シェリエ!」
ロロドロア様の声がして振り返った。
「まぁ!
ロロドロア様…!と、キリアヌス様!
お二人で…
デート、ですの!?」
私は驚き言う。
ずっこける2人。
「な訳無いだろう!
気持ちの悪い冗談言うなよ!」
ムキになるロロドロア様。
「全くロロドロアに同感です!」
キリアヌス様。
そんな2人をクスクス笑いながら見た後、私は真面目に尋ねた。
「どうして、副団長のお二人が都内に居るのですか?」
「パトロールさ。
かなりパトロールを強化する事になってな。
それで、今回はキリアヌスと組んでいる訳さ。」
ロロドロア様が真面目に答える。
「まぁ、パトロール強化…と言う事は、何か動きがあったんですの!?」
「相変わらず事件がお好きなようですね。」
キリアヌス様が苦笑いして言う。
「まぁ、どうせ聞かれると思って居たから…
シェリエ、キリアヌス、少し喫茶店に入って話そう。」
ロロドロア様が提案する。
♦︎
喫茶店にて。
私は精密血液検査の結果を聞いた。
さすがに驚きを隠せなかった。
恐らく攫われた18人全員が魔沸点に達する、と聞いた時、あの父親の顔が浮かんだ…
「な、なんとか、なりませんの…?」
「無理だ。
魔沸点に達した者を治す術は無い。
すみやかに殺すしか…」
ロロドロア様が言う。
その時…!
喫茶店の外から悲鳴が聞こえた!
「魔沸点に達したやつが、魔導士団員を殺したぞー!」
「こっちに来るわ!」
「助けてー!」
「ロロド!」
キリアヌス様が鋭く言い剣を抜き立ち上がり、ロロドロア様も同時に氷の剣を作り出していた。
その日、ロロドロア様がお仕事に行かれて、私は食料を買いに王都中心部に向かった。
買い物をしていると…
「シェリエ!」
ロロドロア様の声がして振り返った。
「まぁ!
ロロドロア様…!と、キリアヌス様!
お二人で…
デート、ですの!?」
私は驚き言う。
ずっこける2人。
「な訳無いだろう!
気持ちの悪い冗談言うなよ!」
ムキになるロロドロア様。
「全くロロドロアに同感です!」
キリアヌス様。
そんな2人をクスクス笑いながら見た後、私は真面目に尋ねた。
「どうして、副団長のお二人が都内に居るのですか?」
「パトロールさ。
かなりパトロールを強化する事になってな。
それで、今回はキリアヌスと組んでいる訳さ。」
ロロドロア様が真面目に答える。
「まぁ、パトロール強化…と言う事は、何か動きがあったんですの!?」
「相変わらず事件がお好きなようですね。」
キリアヌス様が苦笑いして言う。
「まぁ、どうせ聞かれると思って居たから…
シェリエ、キリアヌス、少し喫茶店に入って話そう。」
ロロドロア様が提案する。
♦︎
喫茶店にて。
私は精密血液検査の結果を聞いた。
さすがに驚きを隠せなかった。
恐らく攫われた18人全員が魔沸点に達する、と聞いた時、あの父親の顔が浮かんだ…
「な、なんとか、なりませんの…?」
「無理だ。
魔沸点に達した者を治す術は無い。
すみやかに殺すしか…」
ロロドロア様が言う。
その時…!
喫茶店の外から悲鳴が聞こえた!
「魔沸点に達したやつが、魔導士団員を殺したぞー!」
「こっちに来るわ!」
「助けてー!」
「ロロド!」
キリアヌス様が鋭く言い剣を抜き立ち上がり、ロロドロア様も同時に氷の剣を作り出していた。