【完結】最強魔導士様に嫁ぎました
64 絶体絶命
sideシェリエ
その日たまたま裏路地にある花屋さんに行こうと思った。
ロロドロア様の誕生日はもうすぐだ。
彼は百合の花が好きだと言っていたから、それを買おうと思ったのだ。
しかし、裏路地に行くと、黒ずくめの男と遭遇した。
顔はフードで深く覆われており、口元しか見えない。
だけど、その口元は確かに笑って居た。
私は逃げようとするが、みぞおちを殴られ、気を失った。
ロロドロア…様…!
♦︎
そして、目が覚めると、牢屋に手枷と足枷をつけられて入れられていた。
ここは…?
どこ…?
「おや、目が覚めたようだね。
ここは、ラシェン大陸。
まぁ、そうは言っても次に目が覚めた時には全ての記憶を失っているだろうけどね。」
フードの男はそう言った。
「あなたは誰なの!?
ラシェン大陸って!?
一体何の目的でこんな事!!!」
「まぁ、どうせ記憶もなくなるんだ。
話でもいいだろう。」
フードの男は全ての事実を話した。
「そ、そんな…
そんな理由で罪もない人々を…!」
私はキッとその男を睨みつける。
「おぉ、怖いねぇ。
さぁ、君の番だよ。
君なら良いモンスターヒューマンになりそうだ。」
そう言われて、私は声も出なかった。
ロロドロア様…!
助けて…!
私に輸血台が近づいてくる。
あぁ…
もう、ダメ…
その時…!
「シェリエ!
シェリエ!
どこだ!」
ロロドロア様の声がした。
「ロロドロア様!
ここですわ!!!」
私は言う。
そして…
駆けつけたロロドロア様によってフードの男が斬り倒された。
その日たまたま裏路地にある花屋さんに行こうと思った。
ロロドロア様の誕生日はもうすぐだ。
彼は百合の花が好きだと言っていたから、それを買おうと思ったのだ。
しかし、裏路地に行くと、黒ずくめの男と遭遇した。
顔はフードで深く覆われており、口元しか見えない。
だけど、その口元は確かに笑って居た。
私は逃げようとするが、みぞおちを殴られ、気を失った。
ロロドロア…様…!
♦︎
そして、目が覚めると、牢屋に手枷と足枷をつけられて入れられていた。
ここは…?
どこ…?
「おや、目が覚めたようだね。
ここは、ラシェン大陸。
まぁ、そうは言っても次に目が覚めた時には全ての記憶を失っているだろうけどね。」
フードの男はそう言った。
「あなたは誰なの!?
ラシェン大陸って!?
一体何の目的でこんな事!!!」
「まぁ、どうせ記憶もなくなるんだ。
話でもいいだろう。」
フードの男は全ての事実を話した。
「そ、そんな…
そんな理由で罪もない人々を…!」
私はキッとその男を睨みつける。
「おぉ、怖いねぇ。
さぁ、君の番だよ。
君なら良いモンスターヒューマンになりそうだ。」
そう言われて、私は声も出なかった。
ロロドロア様…!
助けて…!
私に輸血台が近づいてくる。
あぁ…
もう、ダメ…
その時…!
「シェリエ!
シェリエ!
どこだ!」
ロロドロア様の声がした。
「ロロドロア様!
ここですわ!!!」
私は言う。
そして…
駆けつけたロロドロア様によってフードの男が斬り倒された。