【完結】最強魔導士様に嫁ぎました
67 いいえ、ハッピーエンドです
sideロロドロア
伯爵になり、大きな屋敷と領地を貰い、俺たちには幸せで平和な時間が訪れていた。
しかし、一つ足りないものがある。
それは、初夜を今だにしてないという事。
シェリエはどう思っているんだろうか?
まさか、このまま、お爺さん、お婆さんになるまでプラトニックを貫くのか?
それはごめんだ。
何としても彼女をその気にさせたいのだ。
俺は3日後の結婚記念日に彼女に夜這いをかける事を心に決めた。
酒を飲んでしまえば、あとは知ったことか!
そうまで思った。
♦︎
その日、俺たちは結婚記念日で。
2人でゆっくり過ごす為に、王都外れの公園でピクニックしていた。
シェリエの手作りのお弁当はおいしかったし、空も晴れて居て、桜も咲いており、申し分ないシチュエーションだったが、やはり俺は彼女の全てを手に入れたかった。
「あら、ロロドロア様?
どうされましたの?
あまり食べてないようですけれど?」
彼女は変なところだけ鋭い。
「いいや、美味しいよ。
だけど、なんだか少し緊張していて。」
「緊張?
今更ですか?」
彼女はキョトンとする。
「シェリエ、池の鳥達にパン屑をあげようか。」
「えぇ、いいですわね。」
そして、俺たちは池の鳥にパン屑をあげながら、色々と話し、最後にボートに乗った。
それは幸せを絵に描いたような瞬間だったが、それでも俺には物足りなかった。
「ねぇ、シェリエ?」
「なんですの?」
「君はこのままで、その、平気なのか?」
「えっ?
何のこと…?」
「つまり、俺たちは本当の意味で結ばれていない…」
そう言うと、彼女は赤くなって俯いた。
そして、小さな声で
「わ、私も、その、ロロドロア様と…
結ばれたい…です…わ…」
と言った。
happy end♡
伯爵になり、大きな屋敷と領地を貰い、俺たちには幸せで平和な時間が訪れていた。
しかし、一つ足りないものがある。
それは、初夜を今だにしてないという事。
シェリエはどう思っているんだろうか?
まさか、このまま、お爺さん、お婆さんになるまでプラトニックを貫くのか?
それはごめんだ。
何としても彼女をその気にさせたいのだ。
俺は3日後の結婚記念日に彼女に夜這いをかける事を心に決めた。
酒を飲んでしまえば、あとは知ったことか!
そうまで思った。
♦︎
その日、俺たちは結婚記念日で。
2人でゆっくり過ごす為に、王都外れの公園でピクニックしていた。
シェリエの手作りのお弁当はおいしかったし、空も晴れて居て、桜も咲いており、申し分ないシチュエーションだったが、やはり俺は彼女の全てを手に入れたかった。
「あら、ロロドロア様?
どうされましたの?
あまり食べてないようですけれど?」
彼女は変なところだけ鋭い。
「いいや、美味しいよ。
だけど、なんだか少し緊張していて。」
「緊張?
今更ですか?」
彼女はキョトンとする。
「シェリエ、池の鳥達にパン屑をあげようか。」
「えぇ、いいですわね。」
そして、俺たちは池の鳥にパン屑をあげながら、色々と話し、最後にボートに乗った。
それは幸せを絵に描いたような瞬間だったが、それでも俺には物足りなかった。
「ねぇ、シェリエ?」
「なんですの?」
「君はこのままで、その、平気なのか?」
「えっ?
何のこと…?」
「つまり、俺たちは本当の意味で結ばれていない…」
そう言うと、彼女は赤くなって俯いた。
そして、小さな声で
「わ、私も、その、ロロドロア様と…
結ばれたい…です…わ…」
と言った。
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