バッカスの女神様はオトコを知らない
「ええ、ないと言われて、このワインを薦められました」
デラシアは瓶のエチケットをダニエルに見えるように向けた。
「フラスカーティ、なるほどね。これはいいワインだ。古代ローマ時代から造られている」
ダニエルもしゃがみ込み、デラシアと向き合った。
「法王のワイン・・シスターらしいけど・・・この姿はシスターらしくないな」
ダニエルの視線が、瓶ではなく、瓶を抱えるデラシアの胸の谷間をみつめている。
デラシアは急いでショールで隠した。
強行突破しかないか・・・
酒瓶を胸にしっかり抱きしめ、様子を伺った。
「このドレスは料理長の奥様が・・・貸してくれて。
今日は色々なお酒が飲めるから、行ったほうがいいって。
その・・こんなチャンスはないし、私には買うお金もないので・・・」
言えば言うほど、しどろもどろで支離滅裂になっていく。
デラシアは瓶のエチケットをダニエルに見えるように向けた。
「フラスカーティ、なるほどね。これはいいワインだ。古代ローマ時代から造られている」
ダニエルもしゃがみ込み、デラシアと向き合った。
「法王のワイン・・シスターらしいけど・・・この姿はシスターらしくないな」
ダニエルの視線が、瓶ではなく、瓶を抱えるデラシアの胸の谷間をみつめている。
デラシアは急いでショールで隠した。
強行突破しかないか・・・
酒瓶を胸にしっかり抱きしめ、様子を伺った。
「このドレスは料理長の奥様が・・・貸してくれて。
今日は色々なお酒が飲めるから、行ったほうがいいって。
その・・こんなチャンスはないし、私には買うお金もないので・・・」
言えば言うほど、しどろもどろで支離滅裂になっていく。