作者
 虚構とは作り物であると、世界で作者だけは断定できるはずだ。だが、作中の彼が虚構と断定するには不十分だと感じた時、それは虚構だろうか。作り物でいられるだろうか。
 これから私は世界の崩壊を食い止める。現実にはなんの問題も起こらない。心配する必要は無い。溢れ出す全てをこちら側で受け止めて道ずれにして見せよう。だからあなたはこの話が完全な創作物であると断定することだ。私は、あらゆる全てを創作物として管理する。あなたはただ、そういう物語だと思えばいい。現実にそれらはない。
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