神殺しのクロノスタシス1
「…出来るのかな?俺に」
「あん?」
「殺された人に、恥じないように…生きられるのかな」
そんなことが、もし出来るのなら。
俺は…自分の人生をやり直せるのだろうか?
「当たり前だ!」
ベルフェゴールは、パタパタと羽ばたいて、俺の肩にとまった。
「俺様がついてるんだからな!楽勝だろ!」
…雪刃よりも、一回りも二回りも…それどころか、十回りくらい小さいのに。
その頼もしさは、百倍以上だった。
「…ありがとう。これから宜しく…ベルフェゴール、さん」
「さん付けなんかするなよ。他人行儀だな」
「あ、うん…。じゃあ、ベルフェゴール」
「おう!…で、お前名前は?」
そっちは知らなかったのか。
一番最初に聞くところじゃないのか?
「吐月。吐月・サーキュラス」
「よし、吐月だな!宜しくな吐月!」
起きてしまった過去は、変えられないけど。
未来なら、これからいくらでも変えていけるから。
…多くの人に、助けられた命を。精一杯。
「…生きよう」
END
「あん?」
「殺された人に、恥じないように…生きられるのかな」
そんなことが、もし出来るのなら。
俺は…自分の人生をやり直せるのだろうか?
「当たり前だ!」
ベルフェゴールは、パタパタと羽ばたいて、俺の肩にとまった。
「俺様がついてるんだからな!楽勝だろ!」
…雪刃よりも、一回りも二回りも…それどころか、十回りくらい小さいのに。
その頼もしさは、百倍以上だった。
「…ありがとう。これから宜しく…ベルフェゴール、さん」
「さん付けなんかするなよ。他人行儀だな」
「あ、うん…。じゃあ、ベルフェゴール」
「おう!…で、お前名前は?」
そっちは知らなかったのか。
一番最初に聞くところじゃないのか?
「吐月。吐月・サーキュラス」
「よし、吐月だな!宜しくな吐月!」
起きてしまった過去は、変えられないけど。
未来なら、これからいくらでも変えていけるから。
…多くの人に、助けられた命を。精一杯。
「…生きよう」
END