神殺しのクロノスタシス1
「まぁ…聞き入れられる訳がないよなぁ…」
私の必死の訴えは、一笑に付されて終わった。
どれだけ食い下がろうとも、話を変えられ、いつもの無意味な尋問に戻された。
冗談でもないし、企みがある訳でもないんだけどな。
…本当に国が滅びないと、分からないのかもしれない。
私が…何を飼っているのか…。
「…稀代の犯罪者…ねぇ」
そりゃ確かに、私は紛れもない大悪党だ。
だから否定のしようがない。
でも、彼らは詰めが甘い。
本当に私が大悪党なら…。
「人間ごときに捕まるような…下手をするはずがないじゃないか」
私はそう呟いて、またあの子のことを思い出した。
私がいなくて、無事なら良いのだけど…。
もし私が傍についていないときに、あの子が目を覚ましてしまったら…。
私は、この国を守れるのだろうか?
私の必死の訴えは、一笑に付されて終わった。
どれだけ食い下がろうとも、話を変えられ、いつもの無意味な尋問に戻された。
冗談でもないし、企みがある訳でもないんだけどな。
…本当に国が滅びないと、分からないのかもしれない。
私が…何を飼っているのか…。
「…稀代の犯罪者…ねぇ」
そりゃ確かに、私は紛れもない大悪党だ。
だから否定のしようがない。
でも、彼らは詰めが甘い。
本当に私が大悪党なら…。
「人間ごときに捕まるような…下手をするはずがないじゃないか」
私はそう呟いて、またあの子のことを思い出した。
私がいなくて、無事なら良いのだけど…。
もし私が傍についていないときに、あの子が目を覚ましてしまったら…。
私は、この国を守れるのだろうか?