神殺しのクロノスタシス1
俺はなおも、激しく弾幕を張り続けた。
しかし。
「…小賢しい!」
地味な攻撃の応酬に耐えかねたのか、ファントムは巨大な魔力の刃で、俺の弾幕を切り裂いた。
…この野郎。
「貴様ら、シルナ・エインリーの手先か」
ファントムが、親の仇でも見るような目で俺達を見た。
あ?いきなり何の話だ?
「あの男に仕えているのかと聞いている」
「…仕えちゃいねぇよ。ただあの人に魔法を教えてもらっただけだ」
「…憐れな。お前達は、シルナ・エインリーの手駒にされているだけだ」
手駒ぁ?
「お前達は知らないだけだ。あの男が何を企んでいるのか…。あの男の本性を…!」
「…知らねぇよ」
そういや、クュルナに取り憑いてたカオスも…似たようなこと言ってたな。
学院長に利用されてるだとかなんとか…。
…で、それが何だって言うんだ?
「分かってないですねぇ、あなた」
ルイーシュが、小馬鹿にしたように言った。
「学院長が何を企んでいようが…そんなものはどうでも良いんですよ、俺達は」
全く以てその通りだ。
そんなものはどうでも良い。
利用されていようが、学院長に隠された本性があろうが。
知ったことか。そんなもの。
だって。
しかし。
「…小賢しい!」
地味な攻撃の応酬に耐えかねたのか、ファントムは巨大な魔力の刃で、俺の弾幕を切り裂いた。
…この野郎。
「貴様ら、シルナ・エインリーの手先か」
ファントムが、親の仇でも見るような目で俺達を見た。
あ?いきなり何の話だ?
「あの男に仕えているのかと聞いている」
「…仕えちゃいねぇよ。ただあの人に魔法を教えてもらっただけだ」
「…憐れな。お前達は、シルナ・エインリーの手駒にされているだけだ」
手駒ぁ?
「お前達は知らないだけだ。あの男が何を企んでいるのか…。あの男の本性を…!」
「…知らねぇよ」
そういや、クュルナに取り憑いてたカオスも…似たようなこと言ってたな。
学院長に利用されてるだとかなんとか…。
…で、それが何だって言うんだ?
「分かってないですねぇ、あなた」
ルイーシュが、小馬鹿にしたように言った。
「学院長が何を企んでいようが…そんなものはどうでも良いんですよ、俺達は」
全く以てその通りだ。
そんなものはどうでも良い。
利用されていようが、学院長に隠された本性があろうが。
知ったことか。そんなもの。
だって。