神殺しのクロノスタシス1
「…サナキ?どうした?」
「…」
「サナキ…。おい、サナキ!しっかりしろ」
「え…。あ?何?」
肩を揺さぶられて、我に返った。
「大丈夫か?」
「あ…あぁ、大丈夫…」
今、頭の中に見えたものは何だったんだろう。
あんな景色…俺は一度も。
…俺は?
「…そんなに心配するなよ。ルレイアさんも言ってただろ。大丈夫だって。万が一に備えるだけだよ」
「あぁ…」
「もし本当にシェルドニアが攻めてきても、戦うのは帝国騎士団だ。俺達には関係ない」
その帝国騎士団というのが何なのかは分からないし。
シェルドニアの侵攻が怖い訳でもないのだが。
俺が怖いのはそれより…。
「…サナキ」
「…何?」
「今日、夕食外に食べに行かないか」
唐突に。
ジュリスが、そんな誘いを持ちかけてきた。
「外に…?」
「嫌なら別に良いけど…」
「いや、嫌な訳ではないけど…。でも、忙しいんじゃないのか?」
大量の発注をもらったばかりなんだろう?
忙しくて、俺に構ってる暇なんて…。
「新人歓迎会代わりだよ。俺の奢りだ」
「あ、そういう…。別に仕事が落ち着いてからでも…」
「それだと当分先になっちまうだろ。良いから、今夜だ」
…まぁ、ジュリスがそう言うのなら。
「分かった。じゃあ、今夜で」
「あぁ、宜しく」
実はあまり、食べることに興味のない俺だが。
ジュリスが奢ってくれるのなら、有り難く頂こう。
「…」
「サナキ…。おい、サナキ!しっかりしろ」
「え…。あ?何?」
肩を揺さぶられて、我に返った。
「大丈夫か?」
「あ…あぁ、大丈夫…」
今、頭の中に見えたものは何だったんだろう。
あんな景色…俺は一度も。
…俺は?
「…そんなに心配するなよ。ルレイアさんも言ってただろ。大丈夫だって。万が一に備えるだけだよ」
「あぁ…」
「もし本当にシェルドニアが攻めてきても、戦うのは帝国騎士団だ。俺達には関係ない」
その帝国騎士団というのが何なのかは分からないし。
シェルドニアの侵攻が怖い訳でもないのだが。
俺が怖いのはそれより…。
「…サナキ」
「…何?」
「今日、夕食外に食べに行かないか」
唐突に。
ジュリスが、そんな誘いを持ちかけてきた。
「外に…?」
「嫌なら別に良いけど…」
「いや、嫌な訳ではないけど…。でも、忙しいんじゃないのか?」
大量の発注をもらったばかりなんだろう?
忙しくて、俺に構ってる暇なんて…。
「新人歓迎会代わりだよ。俺の奢りだ」
「あ、そういう…。別に仕事が落ち着いてからでも…」
「それだと当分先になっちまうだろ。良いから、今夜だ」
…まぁ、ジュリスがそう言うのなら。
「分かった。じゃあ、今夜で」
「あぁ、宜しく」
実はあまり、食べることに興味のない俺だが。
ジュリスが奢ってくれるのなら、有り難く頂こう。