神殺しのクロノスタシス1
何でここに…って、言われても。
それは…俺の過去について話せと言ってるのか?
その話は『オプスキュリテ』ではタブーなのだと言ってなかったか?
組織の長であるジュリスが聞くなら、答えても良いけれど…。
「…逃げる為に来たんだ」
「…逃げる…?」
「俺を…連れ戻そうとする者に…」
「…それは…」
ジュリスは、真っ直ぐに俺の目を見て。
不思議なことを聞いた。
「…人間か?」
「…は?」
人間?
俺を連れ戻そうとする者が、ってこと?
いや…。人間以外の何なんだ?何か…獣か?
ぽかんとする俺に、ジュリスは。
「…あぁ、良い。分かった。言わなくて良い」
「ジュリス…?」
「悪かった、変なこと聞いて…」
「…」
…本当に変な質問だったな。
もう言わなくて良いのか?過去の話…。
あまり話したいことではないから、話さなくて良いのは有り難いけど。
「…それと、サナキ」
「ん?」
「お前の初仕事。明日から、マキナスと一緒に『青薔薇連合会』に納品する武器調達。宜しく」
予期しないボディブローを食らった気分。
正気か。
「俺に…?こんな右も左も分からないド新人に…」
「マキナスが右も左も教えてくれるよ」
「しかももし間に合わなかったら、ルレイアさんに鎌で刈られかねないのに」
「…それは保証出来ないな。あの人ならやりかねないし」
そこは保証して欲しかったな。
「うちも一応非合法組織だからな。金儲けの為には、危ない橋は渡らにゃならん」
「…それは納得出来るが」
「まぁ、そんなに心配するな。お前なら大丈夫だ。必ずな」
…何処から出てくるんだ?その自信は。
その言葉を信じて、鎌の錆にされなきゃ良いのだが。
それは…俺の過去について話せと言ってるのか?
その話は『オプスキュリテ』ではタブーなのだと言ってなかったか?
組織の長であるジュリスが聞くなら、答えても良いけれど…。
「…逃げる為に来たんだ」
「…逃げる…?」
「俺を…連れ戻そうとする者に…」
「…それは…」
ジュリスは、真っ直ぐに俺の目を見て。
不思議なことを聞いた。
「…人間か?」
「…は?」
人間?
俺を連れ戻そうとする者が、ってこと?
いや…。人間以外の何なんだ?何か…獣か?
ぽかんとする俺に、ジュリスは。
「…あぁ、良い。分かった。言わなくて良い」
「ジュリス…?」
「悪かった、変なこと聞いて…」
「…」
…本当に変な質問だったな。
もう言わなくて良いのか?過去の話…。
あまり話したいことではないから、話さなくて良いのは有り難いけど。
「…それと、サナキ」
「ん?」
「お前の初仕事。明日から、マキナスと一緒に『青薔薇連合会』に納品する武器調達。宜しく」
予期しないボディブローを食らった気分。
正気か。
「俺に…?こんな右も左も分からないド新人に…」
「マキナスが右も左も教えてくれるよ」
「しかももし間に合わなかったら、ルレイアさんに鎌で刈られかねないのに」
「…それは保証出来ないな。あの人ならやりかねないし」
そこは保証して欲しかったな。
「うちも一応非合法組織だからな。金儲けの為には、危ない橋は渡らにゃならん」
「…それは納得出来るが」
「まぁ、そんなに心配するな。お前なら大丈夫だ。必ずな」
…何処から出てくるんだ?その自信は。
その言葉を信じて、鎌の錆にされなきゃ良いのだが。