神殺しのクロノスタシス1
「…どういうことだ?狙ってるって…」
「落ち着いてよ。アシバ君に聞こえちゃうよ」
…そうだった。
つい、普通に喋ってしまった。
寝言が激しいと思われてしまう。
「…済まん。それで…狙ってるって」
「うーん。本当に来てるかどうかは分からない。勘」
月読の勘なら、それは本物だ。
「誰が来てるのか分かるか?」
「分からない。でも…いつもの雑魚じゃないと思う」
今までも、何度も俺達を狙った輩が攻めてきたことがあった。
一度や二度ではない。
でも、いずれもすぐに撃退出来る程度の相手だった。
それなのに…。
「…強いのか?」
「多分。気をつけてね。私も注意しておくから」
「…分かった」
…折角、ここしばらく平穏だったのに。
このまま何十年かは、平穏に過ごせると思ったのに…。
その平穏が、崩されようとしている。
「…面倒だな…」
どうして、誰も俺達を放っておいてくれないのか…。
…何があっても、これを渡すつもりはない。
「落ち着いてよ。アシバ君に聞こえちゃうよ」
…そうだった。
つい、普通に喋ってしまった。
寝言が激しいと思われてしまう。
「…済まん。それで…狙ってるって」
「うーん。本当に来てるかどうかは分からない。勘」
月読の勘なら、それは本物だ。
「誰が来てるのか分かるか?」
「分からない。でも…いつもの雑魚じゃないと思う」
今までも、何度も俺達を狙った輩が攻めてきたことがあった。
一度や二度ではない。
でも、いずれもすぐに撃退出来る程度の相手だった。
それなのに…。
「…強いのか?」
「多分。気をつけてね。私も注意しておくから」
「…分かった」
…折角、ここしばらく平穏だったのに。
このまま何十年かは、平穏に過ごせると思ったのに…。
その平穏が、崩されようとしている。
「…面倒だな…」
どうして、誰も俺達を放っておいてくれないのか…。
…何があっても、これを渡すつもりはない。