神殺しのクロノスタシス1
…で、色々な手段を使って調べてみたところ。
実にたくさんのことが分かった訳だが…。
これらの情報を集めるのに、俺達は大変苦労した。
「許可証は?」
「…えっ…」
…許可証?
調べものと言えばまず図書館、ということで。
二人で街の図書館に来てみたら、そこには横柄な顔をした警備員がいて。
中に入ろうとした俺達に、ぶっきらぼうにそう尋ねた。
…許可証って何だよ。
「許可証…」
「おいおい。許可証もないのに、図書館に入れる訳ないだろう」
当たり前のことを言わせるな、とばかりにせせら笑う警備員。
マジかよ…。図書館っていうのは、誰でも自由に出入り出来るものじゃないのか。
少なくとも、ルーデュニアではそうだ。
一部の禁書エリアを除けば、どんな本でも手に取ることが出来る。
それが図書館だとばかり思っていたのに。
「許可証もないなら入れられないよ。帰った帰った」
しっしっ、と片手であしらわれる始末。
しかし、諦めないシルナは。
「えっと…。じゃあ、その許可証っていうのは…。何処に行けば手に入りますか?」
許可証がなければ入れないなら、手に入れれば良い。
それはそうなのだが…。
「政府指定の医者や学者でもない限り、許可証なんて出る訳ないだろう。たかが民間人が、図書館なんかに何の用だ?」
小馬鹿にしたように笑う警備員。
「分かったら帰れ。これ以上居座るなら憲兵を呼ぶぞ」
「…はい。済みませんでした」
ここまで言われれば、尻尾を巻いて帰る以外どうしようもなかった。
実にたくさんのことが分かった訳だが…。
これらの情報を集めるのに、俺達は大変苦労した。
「許可証は?」
「…えっ…」
…許可証?
調べものと言えばまず図書館、ということで。
二人で街の図書館に来てみたら、そこには横柄な顔をした警備員がいて。
中に入ろうとした俺達に、ぶっきらぼうにそう尋ねた。
…許可証って何だよ。
「許可証…」
「おいおい。許可証もないのに、図書館に入れる訳ないだろう」
当たり前のことを言わせるな、とばかりにせせら笑う警備員。
マジかよ…。図書館っていうのは、誰でも自由に出入り出来るものじゃないのか。
少なくとも、ルーデュニアではそうだ。
一部の禁書エリアを除けば、どんな本でも手に取ることが出来る。
それが図書館だとばかり思っていたのに。
「許可証もないなら入れられないよ。帰った帰った」
しっしっ、と片手であしらわれる始末。
しかし、諦めないシルナは。
「えっと…。じゃあ、その許可証っていうのは…。何処に行けば手に入りますか?」
許可証がなければ入れないなら、手に入れれば良い。
それはそうなのだが…。
「政府指定の医者や学者でもない限り、許可証なんて出る訳ないだろう。たかが民間人が、図書館なんかに何の用だ?」
小馬鹿にしたように笑う警備員。
「分かったら帰れ。これ以上居座るなら憲兵を呼ぶぞ」
「…はい。済みませんでした」
ここまで言われれば、尻尾を巻いて帰る以外どうしようもなかった。