神殺しのクロノスタシス1
二十音が何を求めているのか、私には分かっていなかった。

あの子はただ、一つのものを求めていただけだった。

私があの子に求めていたように。

二十音が私に求め、私があの子に与え、あの子に与えられたものは、ただ一つの感情だった。






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