神殺しのクロノスタシス1
てっきり、めちゃくちゃネタにされて、クラス中からからかわれまくるものだと思っていた。
「い…言わない?内緒にしてくれる?」
「するよ…。何で俺がそんな悪趣味を、人に言いふらすなんて悪趣味なことしなきゃならないんだよ」
悪趣味でごめんなさい。
何にせよ、内緒にしてくれるのなら有り難い。
「ありがとう。本当にありがとう。命の恩人だ君は」
「大袈裟な…」
大袈裟じゃない。
こんなこと、人に言い触らされたら生きていけない。
九死に一生を得た気分だ。
「…しかし、第三帝国騎士官学校三年次で一番優秀な主席生徒が、女装趣味とは。人は見掛けによらないって、あれは本当…」
「い、言わないで。それを言わないでって!」
「なんか喋り方もオネェっぽいし…」
え、そう?
「それは!だって…。これには事情が!」
「女装しなきゃならない理由って何だよ。脅されてんの?」
「お、脅されてはないけど…」
「じゃあ、何だよ。理由って」
「…それは…」
言えるものなら…言いたいが。
それを話すにはあまりにも…。
いや、でもネタにされたら困るし…。この人には心を許しておくべきか?
でも…家族にも言ったことないのにー。
出来ることなら、一生隠しておきたかった。
「それが…その、わた、いや俺…女なんだ」
「あ?」
「実は…。身体は男だけど…中身…心は女って言うか…」
「…」
…あ、死にたい。
絶句されてしまった。気まずい。
「い…言わない?内緒にしてくれる?」
「するよ…。何で俺がそんな悪趣味を、人に言いふらすなんて悪趣味なことしなきゃならないんだよ」
悪趣味でごめんなさい。
何にせよ、内緒にしてくれるのなら有り難い。
「ありがとう。本当にありがとう。命の恩人だ君は」
「大袈裟な…」
大袈裟じゃない。
こんなこと、人に言い触らされたら生きていけない。
九死に一生を得た気分だ。
「…しかし、第三帝国騎士官学校三年次で一番優秀な主席生徒が、女装趣味とは。人は見掛けによらないって、あれは本当…」
「い、言わないで。それを言わないでって!」
「なんか喋り方もオネェっぽいし…」
え、そう?
「それは!だって…。これには事情が!」
「女装しなきゃならない理由って何だよ。脅されてんの?」
「お、脅されてはないけど…」
「じゃあ、何だよ。理由って」
「…それは…」
言えるものなら…言いたいが。
それを話すにはあまりにも…。
いや、でもネタにされたら困るし…。この人には心を許しておくべきか?
でも…家族にも言ったことないのにー。
出来ることなら、一生隠しておきたかった。
「それが…その、わた、いや俺…女なんだ」
「あ?」
「実は…。身体は男だけど…中身…心は女って言うか…」
「…」
…あ、死にたい。
絶句されてしまった。気まずい。