神殺しのクロノスタシス1
sideシュニィ
──────…そして、その日から数年がたち。
私はアトラスさんと結ばれ、それぞれ聖魔騎士団の団長と副団長になった。
ほどなく子供を…アイナを授かった。
最初の頃は、少し不安だった。
アルデン人の女を妻になんかして、もしかしたらアトラスさんは、いつか私のことを嫌いになるかもしれない。
やっぱりアルデン人の女は嫌だって言うかもしれない。
ルーデュニア人の、別の女の人のところに行ってしまうかもしれない。
アイナのことだって。アルデン人の血を引いた子供なんかより、純血のルーデュニア人の子が欲しくなるかもしれない。
それが不安だった。
しかし、何年たっても、アトラスさんは私のことを愛してくれていた。
私のことも、アイナのことも。
アイナに対しては、聖魔騎士団の同僚達にも呆れられるほどの子煩悩ぶり。
お酒の席になるといつも、いかに娘が可愛いか、いかに娘が自分そっくりかを、延々と同僚達に話して聞かせるらしく。
いい加減何とかしてくれと、同僚達数名が私のところに苦情を入れに来たことまである。
恥ずかしいから娘自慢はやめなさいと言ったのだが、アトラスさんはいまいち何が悪いのか分からなかったご様子。
言っても聞かないので、もう諦めた。
…しかし。
私はアトラスさんと結ばれ、それぞれ聖魔騎士団の団長と副団長になった。
ほどなく子供を…アイナを授かった。
最初の頃は、少し不安だった。
アルデン人の女を妻になんかして、もしかしたらアトラスさんは、いつか私のことを嫌いになるかもしれない。
やっぱりアルデン人の女は嫌だって言うかもしれない。
ルーデュニア人の、別の女の人のところに行ってしまうかもしれない。
アイナのことだって。アルデン人の血を引いた子供なんかより、純血のルーデュニア人の子が欲しくなるかもしれない。
それが不安だった。
しかし、何年たっても、アトラスさんは私のことを愛してくれていた。
私のことも、アイナのことも。
アイナに対しては、聖魔騎士団の同僚達にも呆れられるほどの子煩悩ぶり。
お酒の席になるといつも、いかに娘が可愛いか、いかに娘が自分そっくりかを、延々と同僚達に話して聞かせるらしく。
いい加減何とかしてくれと、同僚達数名が私のところに苦情を入れに来たことまである。
恥ずかしいから娘自慢はやめなさいと言ったのだが、アトラスさんはいまいち何が悪いのか分からなかったご様子。
言っても聞かないので、もう諦めた。
…しかし。