聖女様のお世話係として召喚されました。が、聖女様不在なのですが……?
目を開けると白い天井が目に入る。
昨夜泣き疲れて寝てしまったんだ。
瞼が重い。
これはかなり腫れていると思う。
ゆっくりと起き上がると、洗面所へと向かう。
「うわっ……」
昨日あんなに泣いたから当然だ
自分でも思わず声が出るほどの酷い有り様だった。
「サヤカ、入ってもいいか?」
ルイ様の声がする
『えぇっと、ル、ルイ様き、今日はお会いできそうにないです』
「何かあったのか?」
『いえ、ちょっと目が腫れてて、恥ずかしいから…』
「なんだ、そういうことか。腫れなら治せる。着替えを済ませたらこちらに」
『分かりました…』
こんな状態を見られたくない。
とりあえず着替えをすますと、
意を決してルイ様の元へと向かうことにした。
せめて少しでも見られないように、両手で瞼を隠しながら挨拶をする。
『おはようございます。ルイ様。あの…』
そんな私の両手の上にルイ様は自分の手を重ねる。
「少しの間、目を閉じた方がいいい」
じんわりと瞼に暖かさを感じた。
「サヤカ、もう大丈夫だ」
目を開けて両手を外すと、目の前に微笑んだルイ様のお顔があり驚く。
「ひゃっ」
思わず動揺して、変な声を発して一歩後ずさる。
あんなに重たかった瞼が軽くなあっている。すごい。
『ありがとございます。ルイ様』
「こちらこそありがとう、サヤカ。」
何故か逆にお礼を言いわれて頭を撫でられた
「サヤカ、サヤカはこの国のことを知りたいと言っていたが、その、一緒に暮らしながらということでいいだろうか?」
『はい。ルイ様と一緒なら私も心強いです。宜しくお願いします』
「そうか。繰り返すが、私と一緒に暮らしてくれるのだな?」
『はい。』
「ずっとこのまま一緒に」
ルイ様と一緒なら、どんなことも大丈夫な気がする。
「はい」
「後から取り消すつもりはないが、それでも大丈夫なのだな?」
何度も聞いてくるルイ様は、どこか嬉しそうだ。
「こちらこそ、取り消されてしまうと困りますのでよろしくお願いします。」
「そうか。一つ言い忘れたことがあるのだが……
私は妻となる女性としか一緒に暮らさないと昔からきめている。
つまり、今私達は将来を誓い合ったということだ。
騙すようで悪いが、取り消しはできない」
ルイ様はそう言うと私の手を取り片膝をつく。
「サヤカ、どうか私の妻となってほしい。 約束する。生涯、あなただけを愛しつづけることを。どうか私と結婚してほしい。」
『っ!結婚?
同棲のお話では??
で、でも私達お互いのことよく知りませんし……』
ルイ様は私の手の甲に口づけを落とした後、立ち上がり抱きすくめられる。
「サヤカ、これから知る楽しみがあっていいではないか。
例えお互い嫌な部分があったとしても、私はサヤカの全てが愛おしい。ダメだろうか?」
抱きしめられて耳元で甘い言葉を囁かれて、気持ちの整理が追いつかない。
ルイ様が傍にいるとまるで自分の半身に会えたように心がざわめく。
心の底からルイ様を強く求めていた。
『こ、こんな私で良ければ』
ルイ様の黒曜石の瞳が熱を帯びる。
私は全てを委ねてもいいと思い、そっと目を閉じた。
軽く触れ合うような口づけが繰り返される
2人だけの室内に乾いた音が響く
もっとしてほしくて、思わずルイ様へと自分から口づける
ルイ様は微笑みながら濃厚な口づけを身体中に落としていく
「サヤカは積極的なのだな。もう我慢できない」
「ルイ様……」
ルイ様に抱きあげられて、ベッドへと運ばれる。
「サヤカ、かわいい、愛している」
「私も━━」
私の言葉はルイ様の唇により遮られた
昨夜泣き疲れて寝てしまったんだ。
瞼が重い。
これはかなり腫れていると思う。
ゆっくりと起き上がると、洗面所へと向かう。
「うわっ……」
昨日あんなに泣いたから当然だ
自分でも思わず声が出るほどの酷い有り様だった。
「サヤカ、入ってもいいか?」
ルイ様の声がする
『えぇっと、ル、ルイ様き、今日はお会いできそうにないです』
「何かあったのか?」
『いえ、ちょっと目が腫れてて、恥ずかしいから…』
「なんだ、そういうことか。腫れなら治せる。着替えを済ませたらこちらに」
『分かりました…』
こんな状態を見られたくない。
とりあえず着替えをすますと、
意を決してルイ様の元へと向かうことにした。
せめて少しでも見られないように、両手で瞼を隠しながら挨拶をする。
『おはようございます。ルイ様。あの…』
そんな私の両手の上にルイ様は自分の手を重ねる。
「少しの間、目を閉じた方がいいい」
じんわりと瞼に暖かさを感じた。
「サヤカ、もう大丈夫だ」
目を開けて両手を外すと、目の前に微笑んだルイ様のお顔があり驚く。
「ひゃっ」
思わず動揺して、変な声を発して一歩後ずさる。
あんなに重たかった瞼が軽くなあっている。すごい。
『ありがとございます。ルイ様』
「こちらこそありがとう、サヤカ。」
何故か逆にお礼を言いわれて頭を撫でられた
「サヤカ、サヤカはこの国のことを知りたいと言っていたが、その、一緒に暮らしながらということでいいだろうか?」
『はい。ルイ様と一緒なら私も心強いです。宜しくお願いします』
「そうか。繰り返すが、私と一緒に暮らしてくれるのだな?」
『はい。』
「ずっとこのまま一緒に」
ルイ様と一緒なら、どんなことも大丈夫な気がする。
「はい」
「後から取り消すつもりはないが、それでも大丈夫なのだな?」
何度も聞いてくるルイ様は、どこか嬉しそうだ。
「こちらこそ、取り消されてしまうと困りますのでよろしくお願いします。」
「そうか。一つ言い忘れたことがあるのだが……
私は妻となる女性としか一緒に暮らさないと昔からきめている。
つまり、今私達は将来を誓い合ったということだ。
騙すようで悪いが、取り消しはできない」
ルイ様はそう言うと私の手を取り片膝をつく。
「サヤカ、どうか私の妻となってほしい。 約束する。生涯、あなただけを愛しつづけることを。どうか私と結婚してほしい。」
『っ!結婚?
同棲のお話では??
で、でも私達お互いのことよく知りませんし……』
ルイ様は私の手の甲に口づけを落とした後、立ち上がり抱きすくめられる。
「サヤカ、これから知る楽しみがあっていいではないか。
例えお互い嫌な部分があったとしても、私はサヤカの全てが愛おしい。ダメだろうか?」
抱きしめられて耳元で甘い言葉を囁かれて、気持ちの整理が追いつかない。
ルイ様が傍にいるとまるで自分の半身に会えたように心がざわめく。
心の底からルイ様を強く求めていた。
『こ、こんな私で良ければ』
ルイ様の黒曜石の瞳が熱を帯びる。
私は全てを委ねてもいいと思い、そっと目を閉じた。
軽く触れ合うような口づけが繰り返される
2人だけの室内に乾いた音が響く
もっとしてほしくて、思わずルイ様へと自分から口づける
ルイ様は微笑みながら濃厚な口づけを身体中に落としていく
「サヤカは積極的なのだな。もう我慢できない」
「ルイ様……」
ルイ様に抱きあげられて、ベッドへと運ばれる。
「サヤカ、かわいい、愛している」
「私も━━」
私の言葉はルイ様の唇により遮られた