最強ヴァンパイアに囚われて溺愛、溶かされる

「俺と取引しよう。」


もう、あの頃の柊くんじゃない。

彼を喰んでしまったから。



「これは、白家と桜花本家の問題にもなる。
つむぎとお母さんも本家からの風当たりは強くなるばかりだ。」



「わかってる…」



「穏便に済ませれるならそれが良いだろ?」


細くて長い、指先まで綺麗な手が私の手首を優しく掴んだ。

そして彼の口元に持っていかれる。




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