【不定期更新】甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
その許可を出せば、どうなるの?
時哉さんの家に行った日から、二週間。

私はベッドに寝転がりながら、スマホで適当に動画を見ていた。

その時、ピコンと通知音が鳴り、時哉さんからあるメッセージが届いた。




「奏葉。明日仕事が早く終われそうなんだけど、一緒に夕飯を食べない? 行きたいお店があるんだ」




びっくりしてベッドから起き上がってしまった私は、自分が思ったよりも慌てていたことに気づいた。

それは嬉しさなのか、ただの驚きなのかは分からなかったけれど。

それでも、断りたいとは思わなかった。

だから……




「行きたいです」




と、そのまま返した。

しかし、既読になってしばらくしても返信がない。
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