私達の恋は海に流れ着いた。
転校生が来て、数日が経った。
予想していたよりはるか上に人気のある彼はいつも忙しそうだった。
ただ、席がとなりなので私によく話しかけてくる。



◆❖◇◇❖◆



「水瀬さんって猫好き?」
「…別に」
「そっかあ、俺猫好きなんだ〜!」



他にも-



「水瀬さん、俺と一緒に弁当食べよ!」
「なんで?私と食べて、メリットあるの」
「俺が嬉しい!」



◆❖◇◇❖◆



何をするにも、私に着いてくる。冷たく接しているのに犬みたいに着いてくる。
例えるなら飼い犬を嫌いな飼い主と、そんな飼い主が大好きな犬みたいだ。
普通に、犬は好きじゃないけど。
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