優しすぎる同期にかわいい罠をしかけられました
かわいい罠
何だろう?と思い覗き込んだスマホの画面には、かわいらしいシーズー犬が一匹。
お行儀よくお座りをして映っていた。
「俺のかわいい恋人です」
「え……?」
「かわいいでしょ?」
自慢げにそう言って、下平くんはにこりと笑う。
「これって、知らなかったの私だけだったり……?」
下平くんに恋人が出来たことを寂しく思っていた私は急に恥ずかしくなりながら問うと、彼は静かに首を横に振った。
「いや、むしろ木島さんだけが知ってる」
「え、いいの?」
「言ったじゃん。木島さんには隠し事とかしたくないって」
特別みたいに言われると、嬉しくなってドキドキしてしまう。
ただの同期への親しみだろうか?それとも——
いやいや、期待するってことは下平くんのことが好きってことになる。
好きは好きだけど、彼の持ち前の優しさを勘違いしてはいけない。
「好き?」
「え!?」
心の声でも聞こえてしまったのかと思い、見つめていたスマホ画面からびっくりして顔を上げた。
「犬、好きかなって」
「あっ……ああ!犬!……好き。私も飼いたいくらい!」
「じゃあ、会いに来ない?」
お行儀よくお座りをして映っていた。
「俺のかわいい恋人です」
「え……?」
「かわいいでしょ?」
自慢げにそう言って、下平くんはにこりと笑う。
「これって、知らなかったの私だけだったり……?」
下平くんに恋人が出来たことを寂しく思っていた私は急に恥ずかしくなりながら問うと、彼は静かに首を横に振った。
「いや、むしろ木島さんだけが知ってる」
「え、いいの?」
「言ったじゃん。木島さんには隠し事とかしたくないって」
特別みたいに言われると、嬉しくなってドキドキしてしまう。
ただの同期への親しみだろうか?それとも——
いやいや、期待するってことは下平くんのことが好きってことになる。
好きは好きだけど、彼の持ち前の優しさを勘違いしてはいけない。
「好き?」
「え!?」
心の声でも聞こえてしまったのかと思い、見つめていたスマホ画面からびっくりして顔を上げた。
「犬、好きかなって」
「あっ……ああ!犬!……好き。私も飼いたいくらい!」
「じゃあ、会いに来ない?」