『幼馴染と甘い恋をしてみよう、♡⃛』





「光莉、ほら」


差し出された、パンを見れば…



「レーズンパン…」




私の欲しかった、パンを持っている翼がいて、
「光莉のために頑張った」そう満足気な顔をした翼がいて。




誰にも言ってなかったのに…



まるで私が好きなのを知っていたように言う翼。




…もしかしたら……気のせいかもしれない。



「どうも」


そう言って、パンを頂戴する。



それにしても昨日からの翼はどうも変。
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