『幼馴染と甘い恋をしてみよう、♡⃛』
「もうお昼終わるから戻ろう」
そう言って立った翼に、
「なんで私なの……」
聞こえてるか分からないように呟く。
女の子にチヤホヤされてない訳でもないのに、
たくさんの女の子がいるのに…
どうして、、
「そんなの、光莉以外見えてないからでしょ」
そう、はっきりした声が聞こえた。
「何を言われようが俺は光莉がいれば十分だから」行くよ〜、
そう手を握って、私を立たせると、何も聞かずに教室へと足を進める。