『幼馴染と甘い恋をしてみよう、♡⃛』
HIKARI♡
あーもう!
翼があんなこと言うから、
ずっと胸の高鳴りが止まらない。
「何逃げてきてんのよ!しかも、よくもその顔で星崎と話せたね、真っ赤だべ、ハハッ」
そう言いながら、茶化すように笑う梓に、
「この際もうどうでもいいよ……」
そう弱々しく言えば、
「はぁ、もう、また何を考えてんの?」
「こっちが気にしないようにしてるのにさ、翼ったら………………あっ!良いこと思いついたかも!」
「やめときな!」
「まだ何も言ってないから!」
「聞かなくても分かるから言ってんの!はい、席に帰った帰った」
追い払うように、シッシッとしてくる梓に、素直に立って席に着く。