第四幕、御三家の幕引

想い出の中

「ねぇ、明貴人くん」


 それが、俺を呼んだ、君の最期の声だなんて。

「わたしは、いつまで……、あなたの、想い出に、いられるのかな」


 信じたくなかった。
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