私の不思議な身の回りの人たち

「はじめまして」

緊張する もう学校の職員室につく。
「岡本皐月さんであっていますか?」
「あ、はい」
「5年3組担任の津川絵里です。今日からよろしくね!」
「よ、よろしくお願いします」
「そんな緊張しなくてもいいのよ 優しい子が多いから心配しないで」
「じゃあ皐月、がんばってね」
「じゃあねお母さん」
ひとまずいい先生っぽくてよかった
それから私は先生と共に5年3組の教室に向かった。

「はぁ、はぁ ここが…4階?」
「そう。教室に入ったら、黒板に名前を書いて自己紹介ほしてほしいの お願いね」
「はい」
ドキドキする 大丈夫、きっと大丈夫
ガラガラガラ うっ。思ったより大きな音が鳴った
「今日は転校生が来ました!!」
「え〜」
「どんな子だろ」
ますます緊張する
「あ、えーと 岡本皐月です。ヨ、ヨロシクオネガイシマス」
カチコチだよぉ〜
「みんな、仲良くしてあげてくださいね じゃあ、窓際の一番後ろの席が空いているからそこに座ってね」
「はい。あの、準備とか全然わからないんですけどどうすれば…」
「それは紗耶ちゃんお願いできる?」
「わかりました」
どんな感じかな いい感じの子だといいな
「私、大野紗耶。よろしくね」
「あ、うんよろしく」
「引き出しとか、ある?」
「一応、一通り持ってきたんだけど どうかな?」
「えぇ〜すごい!手さげもあって重かったでしょ」
「お母さんが半分持ってくれたから大丈夫だったけど、階段上るときは重かった」
良さそうな子でよかった〜
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