エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
ゲームの世界は冒険から恋愛まで何でもできた。
難所をクリアしては制覇するロールプレイングから疑似恋愛の乙女ゲームまで全部やった。

そしてまともに恋愛経験もないまま、頭だけは父に似たのかよかったわたしは、啓明大学という超一流私立大学に入学したというわけだ。

大学に入ったわたしは父と同じ情報処理を専攻し、プログラミングを専門的に勉強している。

バイト先は大学の近くのカフェ【マリーズコーヒー】を選んだ。
どうにかして人嫌いを変えたかったのと、少しでも人と会話できるようになりたいと思ったからだ。
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