エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
あれはほんとに事実なんだろうか?
まだ信じられない。

けれど今鏡の中にいるこの女性なら崎本さんの隣にいても変じゃない気がする。

釣り合ってる気がする。

いや…でも…


「由莉愛ー。そろそろお母さん迎えに行ってくるからー」

そうだった。

今日はお母さんの彼氏が来る。

しっかり受け止めて、お母さんには幸せになってもらわなきゃ…

「はーい。ご飯用意しとくねー」
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