エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
けれど、なかなか難しくて悩んでいたのだが、そんなとき王子様をカフェで見つけた。
スラリと背が高く、足も長くて少し切れ長の目が特徴のさわやかな男性。年の頃はおそらく、20台後半くらいかな?
乙女ゲームで最推しのリアム王子というのがいるのだが、その王子そのもののような美貌を持った男性だった。
一目で落ちた。

そしてその王子様はよく来るのだ。
あるときはPCを持って一人でやってきては遅くまで仕事をし、
あるときは女性と一緒にやってきて楽しそうに話しをした。
そして連れてくる女性はいつも綺麗で洗練されていて、だいたいは1年ほどしたらちがう女性に変わっていく。

スーツで来ることもあれば、パーカーにカーゴパンツでくることもあり、どんなスタイルをしていても最高にかっこよくて、女性への気遣いも最高で、もうもうほんとに見てるだけで幸せな王子様なのだ。
< 11 / 25 >

この作品をシェア

pagetop