エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
そしてテストが終わった。

今日、わたしはテスト終わりのその足で、ホテルに向かっていた。

ホテルの中のレストラン『きじばと』。

何度もきているここは父の御用達のお店だ。


きじばとのスタッフさんに個室に案内され、中に入ると父が1人で座っていた。

少し白髪が多くなったなと思いながら父の端正な顔立ちを見る。
もう50代だとは思えない若さではあるが。
昔はもっとダンディだった。
だから女の人にモテたんだろうなと思ってそして父の前に座った。
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