エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
「コロン…ですか?」

「うん。オシャレし始めたら、いるかなってね。俺の好きな香りにしたけど?」

崎本さんの好きな…香りかぁ…

「うわぁ…」

少し手首にふりかけると爽やかな春の香りがした。

「いい香り…」

「気に入った?」

「はい」

その日はゆっくりとアニメを見ながら寛いだ1日となった。

そしてその日からそのコロンはわたしの香りとなった。
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