エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
と、意気込んでは見たものの…わたしのメッセージには返事がない。

のでお母さんに聞いてみたのだが、あまりいい返事ではなかったという。

「由莉愛は就職なんてさせたらやっていけない。あの子はわたしに似ている。の一点張りなのよ。あの子変わったって言ってもねぇ。聞かない。相変わらずね」

ふぅーとため息。

「あなた自身で決めたことなのにね。まあ懲りずに連絡してみるわ」

「ごめんね。お母さん。わたしも毎日メッセージ送ってるの。見るようにも言ってくれないかな」

「言っとくわ」

なんとか折れてくれないかな…
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